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不動産の転売について

今回は不動産の転売について話していきたいと思います。


最近マスクの転売が話題となり世間に大きな影響を与えました。
そこで思ったのが今回の話題「不動産の転売」について。

 

バブル時代(1980年代)では転売をすると倍の値段が付いていたこともあり、その時期から不動産投資をはじめた人もいらっしゃるでしょう。

 

しかし、いまなんで投資家は不動産の転売をやらないんだろうと思われる方もいますよね。


実際のところ税金がかかりすぎて投資ができないですよね。

どんな税金がかかるかというと、不動産取得税、登録免許税、印紙税などがあります。
また、ある程度保有してから売却するような転売方法だと、固定資産税や都市計画税といった売買後にかかる税金も存在します。


さらにここに登記費用や仲介手数料が入ってくると多大な費用が掛かってきます。

例えば1憶円の物件があったとしたら、不動産取得税は300万円、登録免許税は200万円、印紙税6万円、固定資産税と都市計画税は合わせて150万円になります。わかりやすくするためにすべてを表にしてみましょう。

 

物件売買価格 100,000,000円
不動産取得税 3,000,000円
登録免許税 2,000,000円
印紙税 60,000円
固都税(固定資産税・都市計画税) 1,500,000円
登記費用(抵当権設定する場合) 500,000円
仲介手数料 3,366,000円
合計 110,426,000円


※物件価格・印紙税・仲介手数料以外はすべて概算です。

これらを考慮したうえで不動産を転売するとなるとそもそも利益が出るのか怪しくなってきますよね。
このように転売を目的として資産運用をすることはとても困難になります。

自分の資産に見合った活用をするように心がけたいものですね。