パートの仕事をするときには

パートの仕事は正社員の仕事と比較すると給料は低いことが多く、また安定して働くことができないケースが多くあります。経済情勢の悪化が続く中、正規雇用の枠はどんどん少なくなって、パートやアルバイトで働く人が増加しています。

給与が上がらない、賞与がもらえない、契約が短期的なものにしかならないというのが、パートをする人の行き詰まる部分です。労働基準法は、労働者の最低条件に保証するという目的がありますが、そこではパート従業者も労働者として、一定の権利を認めています。

パートと正社員が同じ仕事をこなしていても、正社員のほう給与が高いこともあります。正社員とパートタイマーの差が、法律で決まっておらずとも、多くの人の認識では、パートは責任の軽い、簡単な仕事をするものです。

会社によっては、正社員並みに仕事をしており、パート社員であっても転勤も移動もある働き方をしている人もいます。建前としては、職業で人を差別することは良くないことですが、一人一人の働き方が社会にどの程度必要とされているかは、本人の評価とはまた別です。

もしもパートで仕事に出る場合は、正社員とどこが違うのか、どんな仕事を理解しておくべきかを知っておきたいものです。

労働契約法が改正されたことにより、５年連続で働いている人は、当人がそれを望んだ場合は無期雇用化しなければいけないと定められています。

とはいえ、この法律に対しては、企業としては５年で一度雇用をやめて、期間をあけて再雇用すればいいだけの話ですし、それ以外のやり方もあります。

パートは短時間労働ですが、一定の有給休暇の取得申請ができます。社内でも把握していない人もいますが、パートで行使できる行為はどこまでなのかは、自分で知っておくことが大事です。